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UbuntuでRals3.2.3 (5) 心おきなくRubyGems を使う
一生懸命、必要なアプリケーションやライブラリをインストールしました。これで、RubyGemsを使って、Railsをインストールします。でも、Railsを使うためには、他にもRubyGemsでインストールを行っておく必要があります。
まだやってなかったRubyGemsのアップデート
「rubygems-update」で行う「update_rubygems」
前のページで、「rubygems-update」というアプリケーションをインストールはしました。でも、これでRubyGemsがアップデートされたのではありません。「そのアプリケーションを使ってRubyGemsをアップデートするコマンド」を打つことが必要です。それは実行例18のような「update_rubygems」というコマンドです。アプリケーションとコマンドの名前が逆転していてタイヘンですね。
実行例18 RubyGemsをアップデートするコマンド
図67 実行例18の様子と、その結果
いよいよ、Railsのインストール
応答がないのは、かなりよい応答
では、運命の「Railsのインストール」です。実行例19です。
実行例19 RubyGemsでRailsをインストール
エラーが出るときは、すぐに出ます。一方、実行例19で改行後、しばらく応答がないようでしたら、それはかなりいい反応です。
「Successfully」が連続するなら、勝ったも同然
やがて「Fetching(取得中)...」で始まる応答が次々と現れ、次に「Successfully installed(インストール成功)」で始まる応答が続くようなら、もう成功したと考えてよいでしょう。
図68 こうなれば勝ったも同然
「Documentation」のインストールエラーは仕方が無い
「28 gem installed」のような表示(数字はRailsのバージョンによって変わります)が表示されたあと、「参考文書」のインストールに切り替わります。「Installing ri(rdoc) documentation...」という表示です。このとき、ときどきエラーが出ますが、Rails本体には影響ありません。
図69 参考文書のインストールではときどきエラーになるが仕方が無い
終了時には、とくにメッセージはありません。再び入力できるようになったらインストール完了です。
Ruby用SQLite3ドライバのインストール
「sqlite3」と指定する
Railsのインストールが完了したら、次はRails(Ruby)でSQLite3にアクセスするためのドライバ「sqlite3」をインストールします。実行例20です。「SQLite」本体を指定しているかのように思えますが、「gem」コマンド ですから、ちゃんとRuby関連のものを選んでインストールしてくれるので、大丈夫です。
実行例20 RubyGemsでSQLite3用ドライバをインストール
Railsを「使う」ために必要なアプリケーションをインストール
「より高度な機能を使うため」?
実は、「scaffold」などのより便利な機能を使うためには、もう2件、RubyGemsでインストールする必要があります。なぜ、これらを個別にインストールする必要があるのかは、筆者も残念ながら、わかりません。
ひとつは「execjs」、もうひとつは「therubyracer」です。「therubyracer」のインストールには、前ページでインストールした「g++」が必要です。
ようやく、「sudo」の必要な作業が終わりました。でも、一度うまく行くようになると、RubyGemsはずいぶんよく働いてくれますね。完結編となる次のページでは、自分の資格で自分のフォルダで作業しますが、これも実は一筋縄では・・・。
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