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openSUSEでRals3.2.3 完結編 (6) Railsアプリの作成と起動

ようやく自分のフォルダで、自分の資格でRailsの作業ができます。

「rails_app」フォルダで作業する

「rails_app」フォルダで端末を開く

 以前のページで、作成しておいたフォルダ「rails_app」に移動した状態で端末を開きます。ファイルブラウザで「rails_app」フォルダを開き、メニューやツールボタンで「Open Terminal」を選びます。

Railsプロジェクトを作成

「bundle」でドキドキ

端末が起動したら、「rails_app」に「いる」ことを確かめて、実行例12を行います。「mytest」というRailsプロジェクトの作成です。
実行例 12 Railsプロジェクト「mytest」の作成
rails new mytest
するとプロジェクト・フォルダの作成が始まりますが、「run bundle install」という記述になってから、管理者パスワードの入力を求められます。
図74 管理者パスワードを求められる
入力すると、しばしの沈黙ののち、Railsを「使う」のに必要なアプリケーションやライブラリのインストールが始まります。 前のページで、「execjs」などを前もってインストールしていれば、問題なく行くと思います。 突然、色の違う表示が現れ、エラーかと一瞬ドキっとしますが、「使用上の注意」です。
Rubyのバージョンが1.9.2以上なら、特に注意する事はない、イェイ!と書いてあります。
図75 プロジェクト作成成功


「scaffold」で自動作成するために

「mytest」内の「Gemfile」を編集

そこで、多くの人は「generate scaffold」コマンドで、一気にWebページ(筆者がよく「小アプリケーション」と呼んでいるもの)などを作りたいでしょう。
しかし、このままでは、その手続きがエラーになります。その解決法は、最近のバージョンのRailsでわりと有名です。
まず、実行例21で自動作成されているはずの「mytest」フォルダを開きます。
 
図76 「mytest」フォルダが自動作成されている
そこに、「Gemfile」というファイルがあります。
これを編集するのです。テキスト・エディタを用います。
図77「Gemfile」というファイルを見つける
図78「KWrite」で開く
「Gemfile」の中身中の適当な場所に、リスト5のように付記します。
リスト5「Gemfile」に追記
gem 'execjs'
gem 'therubyracer'
図79 「KWirte」上で「Gemfile」を編集したところ
驚くことに、KWriteでは、入力候補が現れてくれます。これは、コンピュータ内の文書を全部調べて、システム辞書に入れているのではないかと思われます。
図80 「KWirte」の入力補完機能
ファイルを保存します。

あとは、Railsの手順どおり

「generate scaffold」で、「小アプリケーション」を作る

実行例13 - 14は、「test」というデータを扱う小アプリケーションを作る作業です。
実行例 13「mytest」フォルダに移動して・・・
cd mytest
実行例 14 小アプリケーション「test」を「generate scaffold」で作成
rails generate scaffold test name:string comment:text
図78 実行例14が成功したところ
あとは、実行例15実行例6を行うのは、Railsのチュートリアル通りです。
実行例 15 データベース・テーブルの作成
rake db:migrate

実行例 16 WEBrickサーバの起動
rails server


ブラウザを立ち上げ、「http://localhost:3000/tests」などで、「test」のデータにアクセスできるでしょう。
図82 openSUSEでRailsアプリケーションの起動ができた

なかなかの作業でしたね。しかし、YaST、ファイルブラウザ、端末ウィンドウなど、Linuxで実践するにあたりいろいろな経験ができました。
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